今年の鬼は、新型コロナウイルス。

今年の鬼は、新型コロナウイルス。すでに、2003年のサーズの死亡者を上回りました。どちらも動物を宿主とする病原体がヒトに感染するズーノシスですが、ハクビシン(白鼻狸)由来のサーズよりも、ちょっとタチが悪い感じです。
武漢の細菌兵器研究機関が誤ってウイルスを撒いてしまったという説もあるようです。中国が初動の対応に失敗したのは明白ですが、日本も非常事態に対する国家の反射神経が問われています。
コロナ肺炎は当初、致死率が低く症状も軽い、というので楽観論が支配的でした。でも、自覚症状のない潜伏期間中に感染するし、感染してすぐに重篤になるわけではないから、感染者が動き回ってウイルスを撒き散らす可能性が極めて高い。だからこそ、厄介でパンデミックになり得るのです。
危機管理は常に最悪の状況を想定しなければなりません。計測可能な不確実性は、リスクであり、リスク管理と対応が可能です。アメリカが「リスクを高めないため」警戒レベルを最高に上げたように、日本としてやれることは躊躇してはならない。
ただ、計測不能な不確実性は、「真の不確実性」であり、非常にヤバイ。今のところ、コロナ肺炎はどっちだ⁉️
真の不確実性が現実化した時は、内閣法制局がどうちゃら言っている場合ではなく、国民の命と健康を最優先する「超法規的措置」で対応するしかないでしょう。つまり、政治の最高決定・国家の反射神経です‼️
危機は未来永劫続くものではありません。必ず、終わりが来ます。春になり、ウイルスの動きが鈍り、パンデミックにならないことを祈ります。
節分にちなみ、「福は〜内、コロナは〜外」と豆まきしましょう‼️